ホノルルマラソン2024の前日、12月7日(土)に開催する1マイルレース「カラカウアメリーマイル」に、昨年に引き続き、陸上女子中長距離の田中希実選手(25歳/所属:New Balance)の出場が決定しました。
田中希実選手は、一般レース終了後に実施される世界トップクラスのプロ選手達が参加するエリートレースに出場します。このレースは、女子が32秒差でスタート、男女混合でのレースとなります。2023年の記録は4分29秒79で女子2位という結果で、今年はリベンジ優勝が期待されます。
そのほか、フルマラソンには、エリートランナーとして、堀尾 謙介選手(28歳/所属 MABP陸上部)、車いす部門には、昨年優勝、過去数多く出場しているレジェンド、男子は副島正純さん(53歳・ソシオSOEJIMA所属)、女子は土田和歌子さん(49歳・株式会社ウィルレイズ)の出場が決定。また、初出場となる洞ノ上浩太さん(50歳・福岡県飯塚市出身)も出場します。
出場選手プロフィール
12月7日開催 カラカウアメリーマイル エリートレース 出場
【田中 希実 選手 プロフィール】
1999年9月4日生まれ。兵庫県出身。
2014年に中学生で全国都道府県対抗女子駅伝競走大会に兵庫県代表として出場し、8区区間賞を獲得。翌年も8区を走り区間賞を獲得。西脇工業高校に進み、第70回国民体育大会では1500mで優勝、翌年71回大会では3000mで2位、72回大会では3000mで優勝。2016、2017年は全国高校駅伝に出場。2018年都道府県対抗女子駅伝では1区を走り兵庫県の優勝に貢献。アジアジュニア選手権では3000m大会記録で金メダルを獲得。世界ジュニア選手権でも3000mで金メダルを獲得。ジュニア世代を牽引する存在として活躍を続けてきた。2020年日本選手権5000m優勝、2021年日本選手権1500m優勝。東京2020オリンピック女子1500mに出場し、日本人初決勝進出し8位入賞。2022年世界陸上では800m、1500m、5000mの3種目に出場。同9月にニューヨークで開催されたマイルロードレース5thアベニューマイルに初出場し、女性の部5位。2023年4月からプロ転向し、New Balance所属となる。現在、オリンピック種目である1500m、5000mの日本記録を筆頭にトラック(ショート含む)、ロード含めて11個の日本記録を所持、日本陸上界を代表する存在のひとりとして、世界へチャレンジを続ける。
12月8日開催 ホノルルマラソン/ホノルルマラソン車いす部門 出場
【堀尾 謙介 選手 プロフィール】
[経歴]
須磨学園-中央大学-トヨタ自動車-九電工 *2024年1月退社
[主な戦績]
第95回箱根駅伝2区区間5位
2019年 東京マラソン5位(日本人1位)
2023年 マラソングランドチャンピオンシップ(MGC) 6位
【副島 正純 選手 プロフィール】
1993年に家業の鉄工所での事故で脊髄を損傷し、車いすでの生活に。入院中にパラスポーツに出会い、2000年から本格的に車いす陸上に挑戦。2004年のアテネパラリンピックでは400m×4リレーで銅メダルを獲得。ホノルルマラソンには2005年に初めて参加、2023年までに14回優勝。これまでボストンマラソン、ベルリンマラソン、ニューヨークシティマラソンなど、世界中の大会にも参加し、通算20回以上の優勝の実績。2024年には脳腫瘍という試練から術後わずか数か月で競技に復帰。
現在2028年ロサンゼルスパラリンピックを目指して挑戦中。
【土田 和歌子 選手 プロフィール】
1974年、東京都生まれ 株式会社ウィルレイズ所属
高校2年時に交通事故に遭い車いす生活となる。アイススレッジの選手となり、1998年、長野パラリンピック日本代表として金メダル2個、銀メダル2個を獲得。その後パラ陸上競技に転向し、2004年のアテネパラリンピック、5000mで金メダル、マラソンで銀メダルを獲得、日本人史上初の夏・冬パラリンピック金メダリストとなる。過去9大会のパラリンピックを経験し、現在もメジャーマラソンや海外レースに参戦中。
自己ベストタイム:1時間34分06秒 2011.4 Boston
ホノルルマラソン優勝回数:12回
ホノルルマラソンベストタイム 1時間49分09秒 2009.12
【洞ノ上 浩太 選手プロフィール】
HOKINOUE KOTA 福岡県飯塚市出身 50歳
2000年交通事故で車いすとなる
2002年競技開始
2008年北京パラリンピック 5000m 5位、マラソン 5位
2012年ロンドンパラリンピック マラソン 6位
2016年リオデジャネイロパラリンピック マラソン 7位