上半身のトレーニング
走ることは全身運動です。上半身、とくに肩甲骨(けんこうこつ)周囲を大きく動かせるようになると脚の動きにも変化がでます。
肩甲骨は周囲を多くの筋肉に覆われており、その筋肉をまんべんなく動かすことにより、全身の動きが活発になります。
では、肩甲骨をしっかりと動かすトレーニングを説明します。
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1つ目の動き
- 前ならえの状態から、手のひらを外に返しながら肘(ひじ)が落ちないように、しっかりと腕を引きます。
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2つ目の動き
- しっかりと頭の上へ手を伸ばし、バンザイの状態から、手のひらを外に返しながら顔よりも前に手が出ないように、しっかりと腕を引き落とします。
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3つ目の動き
- 顔の正面で両手の小指と両肘をつけるように両腕を合わせます。その状態から、肘が落ちないように、しっかりと胸を張って大きく外に開きます。
各動作、15回行いましょう。
最後に、この3つの動きを組み合わせて行ってください。
1の動き→3の動き→2の動き→3の動き→1の動きを1セットに、10回繰り返します。
どの動きも、しっかり大きく動かすことが大事です!
スピードより、キレイな動きを意識してください。
全身で走ることに必要な肩甲骨の動き出しトレーニングをしっかりと行うことで、肩甲骨周囲の筋肉に刺激が入り、上半身の動きがスムーズになりますよ。