第41回(2013年)結果報告

~アロハスピリッツが後押し、晴天のホノルルを約3万人のランナーが走り納め~

フルマラソン男子は、
ギルバート・チェプコニー(ケニア)が
2時間18分47秒で初優勝
車椅子部門男子は、副島正純(シーズアスリート)が優勝

2013年12月8日(日)5:00AMスタート(ホノルル現地時間)

今年は、30,568人(内日本人 13,585人)がエントリー

「JALホノルルマラソン2013」(特別協賛:日本航空)は、現地時間12月8日午前5時、夜明け前のまだ薄暗い中、スタートガンの合図と同時に上がる花火とともに、アラモアナ通りを埋め尽くした約3万人のランナーが一斉にスタートしました。フルマラソン男子は、ギルバート・チェプコニー(28歳・ケニア)が2時間18分47秒、女子は、エヒトゥ・キロス(25歳・エチオピア)が2時間36分02秒で、ともに初優勝。日本人女子トップは、鈴木絵里(29歳・秋田県・能代山本陸協所属)が2時間48分33秒で6位入賞。男子は塚本秀志[つかもと しゅうじ](30歳・福岡県・黒崎播磨所属)が、2時間23分21秒で9位に入りました。

車椅子部門は、男女とも日本人がトップ!
副島正純[そえじま まさずみ](43歳・シーズアスリート所属)が3年ぶり7度目の優勝
土田和歌子(39歳・サノフィ所属)は連覇

車椅子部門では、男子は副島正純(43歳・シーズアスリート所属)が1時間31分14秒で3年ぶり7度目の優勝。「スポーツが生きる力をくれたので、46歳のリオデジャネイロ五輪、50歳の東京五輪まで、できる限り現役を続けたい。
今年最後のレースを優勝で締めくくることができ、今後の励みになる」とレースを振り返りました。女子は土田和歌子(39歳・サノフィ所属)が1時間52分50秒で連覇を達成。
「今年最後の大会を気持ちよく締めたいと思っていたので、優勝できてよかった」と笑顔でこたえました。

本大会の魅力は、制限時間がないこと、そして何よりも地元ボランティア約1万人による、心温まるサポートが受けられること。今年は快晴の中、湿度が高いコンディションとなりましたが、ゴールしたランナーはみな、「沿道の応援が後押しになって完走できた、それがホノルルマラソン最大の魅力」とアロハスピリッツを感じながら走り切りました。参加ランナーの完走率が高いのも、アロハスピリッツの後押しがあってのことかもしれません。

レースデーウォークの仮装コンテストでは、
ジブリキャラクターのコスチュームで女性3人組が入賞

また同時開催のレースデーウォーク(10km)の参加者は3,010名(うち日本人、2,408名)が参加しました。今年も昨年に引き続き、仮装コンテストを実施。最優秀賞は、手作り衣装でジブリキャラクターに扮した女性3人組が受賞。他にも季節柄、サンタ姿のファミリーや、日本らしい忍者に扮したファミリー、話題の海女姿を纏うなど、思い思いのコスチュームで10キロのウォークを楽しみました。

JALホノルルマラソン2013 大会概要

「JALホノルルマラソン2013」の開催概要は下記の通りです。

大会名称 「JALホノルルマラソン2013」
開催日時 2013年12月8日(日)午前5時00分スタート
制限時間なし (フィニッシュエリアのサポートサービスは午後3時まで実施しています。)
競技種目 フルマラソン(42.195km)・フルマラソン車椅子部門(42.195km)
主催 HONOLULU MARATHON ASSOCIATION (ホノルルマラソン協会)
特別協賛 日本航空
協賛 MUFG CARD / アディダス ジャパン
賛助協賛 NTT ドコモ / SATOHAP
最終エントリー数 フルマラソン30,568名 【内日本人 13,585名】
レースデーウォーク(10km)3,010名 【内日本人 2,408名】

コースコンディション

午前5:00 午前10:00
天候 晴れ 晴れ
気温 22度 28度
湿度 73% 62%
風速 風力0 南東の風 4m/秒

「JALホノルルマラソン2013」大会結果

フルマラソン総合/フルマラソン男子

順位 総合 氏名 年齢 国籍 記録
1位 1位 ギルバート・チェプコニー 28歳 ケニア 2:18:47
2位 2位 ニコラス・チェリモ 30歳 ケニア 2:19:22
3位 3位 ソロモン・ブシエンディッチ 29歳 ケニア 2:19:38

総合優勝者/男子優勝者コメント

「蒸し暑かったがいいレースだった。タイムも自分としては悪くなかった。5km地点までは、いつも一緒に練習している7人で走った。ホノルルマラソンは2009年以来2度目で、前回はペースメーカーだったので、初優勝できて嬉しい。途中、チェリモがしかけてきたが引き離すことができた。」

フルマラソン女子

順位 総合 氏名 年齢 国籍 記録
1位 13位 エヒトゥ・キロス 25歳 エチオピア 2:36:02
2位 14位 ウォニシュト・ギルマ 27歳 エチオピア 2:36:10
3位 15位 ワレンチナ・ガリモワ 27歳 ロシア 2:36:13

女子優勝者コメント

「今日のレースはとても良かった。勝ててとても嬉しい。天気もよかったし、暗いうちからスタートしたのは新鮮だった。ペースメーカーがおらず、全員が優勝を狙っているレースだったので、その点がやや大変だった。もしペースメーカーがいたら、もっといいタイムが出せたと思う。24マイルまで我慢してから勝負を仕掛けたが、それが良い結果につながった。」

フルマラソン日本人トップ

順位 氏名 年齢 出身地/所属 記録
男子 総合9位
男子9位
塚本 秀志 30歳 福岡県
サン軽鉄
2:23:21
女子 総合36位
女子6位
鈴木 絵里 29歳 秋田県
能代山本陸協
2:48:33

日本人男子1位コメント

「初マラソンでこの結果はとても嬉しい。時差ボケで一睡もできず、コンディションは良くなかったが、“フルマラソンは30km過ぎからが、きつい”と散々聞いていたので、先頭集団に無理してついていかず、自分のペースを守ることを心がけた。ホノルルマラソン出場にあたっての目標が“日本人1位”だったので、達成できてとても嬉しい。来年のホノルルマラソンにも是非参加し、5桁の一般参加ナンバーではなく、(桁が小さい)エリートナンバーを付けて走りたい。」

日本人女子1位コメント

「2週間前に足を疲労骨折してしまい、心配したが、走り始めたら足が動いてくれて、自己2番目のタイムで完走することができた。ホノルルマラソンは、沿道からの声援が本当に温かい。とても力になる。日本人女子トップは本当にうれしい。よく足がもってくれたなと思う。」