第43回(2015年)結果報告

~ハワイの青空のもと、アロハスピリッツに支えられたランナーが走り納め~

フルマラソン男子は、フェリックス・キプチルチル・キプロティッチ(ケニア)が
2時間11分43秒で初優勝
車椅子競技部門男子は、副島正純(ソシオSOEJIMA)が3連覇

2015年12月13日(日)5:00AMスタート(ホノルル現地時間)

今年は、30,783人(内日本人 12,532人)がエントリー(車椅子部門除く)

「JALホノルルマラソン2015」(特別協賛:日本航空)は、まだ夜が明けぬ現地時間12月13日午前5時、スタートガンの合図とともに一斉に上がる色とりどりの花火の中、アラモアナ通りを埋め尽くしたランナーがスタートしました。今年は天候にも恵まれ、ランナーはクリスマスイルミネーションに彩られたダウンタウンを抜け、ダイヤモンドヘッド付近では美しい朝陽、青い空と青い海など美しいコースを楽しみながらのレースとなりました。

スタートと同時に上がる花火

フルマラソンスタート風景

フルマラソンは男女3位までケニア勢が独占、女子はジョイス・チェプクルイが連覇

フルマラソン男子は、フェリックス・キプチルチル・キプロティッチ(27歳・ケニア)が2時間11分43秒で初優勝。女子は昨年に引き続き、ジョイス・チェプクルイ(27歳・ケニア)が2時間28分34分で連覇しました。今年は男女ともに上位3位まですべてケニア勢が占める結果となり、圧倒的な強さを見せました。

フルマラソン総合/男子優勝 フェリックス・キプチルチル・キプロティッチ(ケニア)

フルマラソン女子優勝 ジョイス・チェプクルイ(ケニア)

フルマラソン日本男子トップは、高橋幸二(29歳・千葉県出身・千葉陸協所属)が
日本女子トップは、鈴木絵里(31歳・秋田県出身・能代山本陸協所属)がともに7位

日本人男子トップは高橋幸二(29歳・千葉県・千葉陸協所属)が、2時間28分42秒、日本人女子トップは、鈴木絵里(31歳・秋田県・能代山本陸協所属)が2時間47分43秒で昨年に引き続き連覇。それぞれ男女別で7位に入りました。

車椅子競技部門は、副島正純(45歳・長崎県出身・ソシオSOEJIMA所属)が3連覇
通算9度目の優勝

車椅子競技部門では、男子は副島正純(45歳・ソシオSOEJIMA所属)が1時間33分12秒で3連覇。「きつかったのはきつかったです。練習不足でしたが前半は何とか食らいついていきました。後半は昨年と違い風も強くなかったので、マイペースで走れました。」とレースを振り返りました。「来年のリオ五輪に出たいですし、メダルも狙いたい」と今後の意気込みを語りました。

明け方のダイヤモンドヘッド付近

朝日を浴びて、キラウエア通りを走るランナー

レースデーウォークの仮装コンテストは、ハートウォーミグな展開に

また同時開催のレースデーウォーク(10km)は、2,811名(うち日本人、2,145名)が参加。4年目となった仮装コンテストでは、今日が結婚50周年(金婚式)という夫婦と孫で参加したグループが最優秀賞を受賞。家族が内緒で用意した手作りのウエディング衣装には「50年前の今日結婚しました」のメッセージがプリントされており、それを見た多くの参加者が祝福の言葉をかけていました。他にも今年流行した「ミニオンズ」や、今年の干支である“羊”に扮するなど、思い思いのコスチュームで10キロのウォークを楽しみました。

JALホノルルマラソン2015 大会概要

「JALホノルルマラソン2015」の開催概要は下記の通りです。

大会名称 「JALホノルルマラソン2015」
開催日時 2015年12月13日(日)午前5時00分スタート
制限時間なし(フィニッシュエリアのサポートサービスは午後3時まで実施しています。)
競技種目 フルマラソン(42.195km)・フルマラソン車椅子競技部門(42.195km)
主催 HONOLULU MARATHON ASSOCIATION(ホノルルマラソン協会)
特別協賛 日本航空
協賛 三菱UFJニコス / 佐藤製薬
賛助協賛 NTTドコモ
最終エントリー数
(車椅子競技部門除く)
フルマラソン 30,783人【内日本人 12,532人】
レースデーウォーク(10km) 2,811人【内日本人 2,145人】
大会速報動画 https://youtu.be/LSP1LVuMigg

「JALホノルルマラソン2015」大会結果

フルマラソン総合/フルマラソン男子

順位 総合 氏名 年齢 国籍 記録
1位 1位 フェリックス・キプチルチル・キプロティッチ 27歳 ケニア 2:11:43
2位 2位 ウィルソン・チェベト 30歳 ケニア 2:12:46
3位 3位 ダニエル・リモ 32歳 ケニア 2:13:24

総合優勝者/男子優勝者コメント

「初めてのホノルルマラソン。天候は悪くなかったが、35km地点で風が出てきて、ちょっときつかった。湿度はそれほど問題ではありませんでした。ベストタイムは、2時間6分台をソウル国際マラソンで出しましたが、寒かったのが良かったのだと思います。去年10月のフランスでのマラソンでも優勝しています。マラソン歴5年、将来はボストンマラソンやニューヨークシティマラソンなども出てみたいです。」

フルマラソン女子

順位 総合 氏名 年齢 国籍 記録
1位 7位 ジョイス・チェプクルイ 27歳 ケニア 2:28:34
2位 9位 ルーシー・カリミ 29歳 ケニア 2:28:55
3位 10位 イザベラ・オチチ 36歳 ケニア 2:29:44

女子優勝者コメント

「タイトル保持できて嬉しいです。自分でペースを決めて走ろうとレース前から計画し、しっかりと準備していました。去年は天候が良くありませんでしたが、今年は天候に恵まれてよかったです。特に、ビーチ沿いを走るのがとても気持ちよく、ホノルルマラソンのコースで一番好きな場所です。次は、来年のボストンマラソンに備えます。」

フルマラソン日本人トップ

順位 氏名 年齢 出身地/所属 記録
男子 総合8位
男子7位
高橋幸二 29歳 千葉県
千葉陸協
2:28:42
女子 総合28位
女子7位
鈴木絵里 31歳 秋田県
能代山本陸協
2:47:43

日本人男子1位コメント

「9月の田沢湖マラソン(秋田県)で優勝し、ホノルルマラソンにご招待をいただき、初めて参加しました。1週間前の福岡国際マラソンに出場し、自己ベスト(2時間24分台)を出しました。普段は2週間空けて大会に参加しているのですが、今回は1週間と間が短く、海外の大会ということもあり、多少調整が難しかったのですが、沿道の温かい声援のお陰で、この様な結果になったと思います。30km地点の苦しい時に、ハワイの素晴らしい景色が見えて元気をもらいました。今後の目標は2時間21分を切って、東京マラソンのエリート枠で参加できるようなりたいです。」

日本人女子1位コメント

「体調は整えていたのですが、気温と湿度が高かったので、4分ペースで抑えていこうと思いました。昨年も日本人女子トップだったので今年も狙っていましたが、結果を聞くまで気づきませんでした。トップになれてすごくうれしいです。」