第44回(2016年)結果報告
~年末の風物詩 ホノルルで約3万人のランナーが走り納め~
フルマラソン男子は、ローレンス・チェロノ(ケニア)が
2時間9分39秒のコースレコードで初優勝
車椅子競技部門は、男女とも日本人が通算10回目の優勝
2016年12月11日(日)開催(現地時間)
28,675名(内日本人 11,087名)がエントリー(車椅子競技部門含む)
「JALホノルルマラソン2016」(特別協賛:日本航空)は現地時間12月11日午前5時、スタートガンの合図とともに一斉に打ちあがる花火の中、アラモアナ通りを埋め尽くしたランナーがスタートしました。心配された天候は、薄曇りの絶好のコンディションとなり、ランナーはクリスマスイルミネーションに彩られたダウンタウンや、10キロを過ぎたダイヤモンドヘッド付近の美しい日の出など、魅力満載のコースをそれぞれのペースで楽しみながらのレースとなりました。
男女とも初参加のケニア勢が初優勝
フルマラソン男子は、ローレンス・チェロノ(28歳・ケニア)がコースレコードとなる2時間9分39秒で、女子はブリジット・コスゲイ(22歳・ケニア)が2時間31分11秒と、男女ともホノルル初参加のランナーが優勝しました。
日本男子トップは、板垣辰矢さん(28歳・静岡県出身)、
女子トップは、鈴木絵里さん(32歳・秋田県出身・能代山本陸協所属)がともに5位入賞
日本人男子トップは一般参加の板垣辰矢さん(28歳・静岡県出身)が、2時間19分24秒、日本人女子トップは、一般参加の鈴木絵里さん(32歳・秋田県出身・能代山本陸協所属)が2時間48分39秒でトップに、それぞれ男女別で5位に入賞しました。
車椅子競技部門は、副島正純、土田和歌子の日本人が通算10回目の優勝
車椅子競技部門では、男子は副島正純(46歳・長崎県出身・ソシオSOEJIMA所属)が1時間35分35秒で、女子は、土田和歌子(42歳・東京都出身・八千代工業所属)が1時間50分42秒で男女とも優勝し、それぞれホノルルマラソン通算10回目の優勝となりました。副島さんは「2005年のホノルルマラソンが初の海外レースでした。それから12年間、連続して出場している大会で、10回目の優勝ということで、嬉しいです。今後は選手目線で大会運営にも関わっていきたいですし、2020年も現役の選手とし参加したいと思っています。」。土田さんは「つらかったですが、思い出の大会で10回も優勝ができ、大変光栄です。」と語り、優勝をかみしめていました。
今年初開催、「カラカウア・メリーマイル」に1,689名(うち日本人323名)がエントリー
JALホノルルマラソンでは、レースデーウォーク10kmなど関連イベントも開催していますが、今年より前日土曜日の朝に、ワイキキホテル街のカラカウア通りを1マイル(1.6km)走るマイルレース、「カラカウア・メリーマイル」が新設されました。走力別に午前7時からウエーブスタート。ベビーカーを押した夫婦や、ファミリー、友人同士はもちろん、シニアの方まで幅広い層の人が参加しました。折り返し1マイル(1.6km)のコースのため、すれ違う際に家族や友人たちと声を掛け合い、写真を撮り合いながらゴールする人たちが目立ち、盛り上がりを見せました。
JALホノルルマラソン2016 大会概要
「JALホノルルマラソン2016」の開催概要は下記の通りです。
大会名称 | 「JALホノルルマラソン2016」 |
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開催日時 | 2016年12月11日(日)午前5時00分スタート 制限時間なし(フィニッシュエリアのサポートサービスは午後3時まで実施しています。) |
競技種目 | フルマラソン(42.195km)・フルマラソン車椅子競技部門(42.195km) |
主催 | HONOLULU MARATHON ASSOCIATION(ホノルルマラソン協会) |
特別協賛 | 日本航空 |
協賛 | 三菱UFJニコス / 佐藤製薬 / スポーツ ビューティ |
賛助協賛 | NTTドコモ |
最終エントリー数 (車椅子競技部門含む) |
フルマラソン 28,675名(内車椅子競技部門9名)【内日本人11,087名(内車椅子競技部門3名)】 レースデーウォーク(10km) 2,732名【内日本人2,050名】 |
「JALホノルルマラソン2016」大会結果
フルマラソン総合/フルマラソン男子
順位 | 総合 | 氏名 | 年齢 | 国籍 | 記録 |
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1位 | 1位 | ローレンス・チェロノ | 28歳 | ケニア | 2:09:39 |
2位 | 2位 | ウィルソン・チェベト | 31歳 | ケニア | 2:10:50 |
3位 | 3位 | デリベ・ロビ | 26歳 | エチオピア | 2:13:43 |
総合優勝者/男子優勝者コメント「天候は悪くなかったです。ホノルルマラソンは初めてで、ペースが速いから気を付けるように言われていました。先頭集団は何人かいましたが、お互いに助け合いながら走りました。36km辺りで大きくリードし、そのまま走り切れたのでコースレコードを出すことができました。」 |
フルマラソン女子
順位 | 総合 | 氏名 | 年齢 | 国籍 | 記録 |
---|---|---|---|---|---|
1位 | 11位 | ブリジット・コスゲイ | 22歳 | ケニア | 2:31:11 |
2位 | 14位 | リンゼイ・シャープ | 26歳 | イギリス | 2:34:05 |
3位 | 17位 | ブズネシュ・デバ | 29歳 | エチオピア | 2:35:34 |
女子優勝者コメント「ホノルルマラソンは初めてで、優勝できるとは思っていませんでした。トップ3に入れたらいいな、くらいに思っていましたが、レースも終盤に差し掛かった頃、勝てるかもしれないと思い、エネルギーが湧いてきました。自己ベストを更新することはできませんでしたが、頑張ったと思います。暑かったのが一番大変でした。次はボストンマラソンなどのレースを走ってみたいです。」 |
フルマラソン日本人トップ
順位 | 氏名 | 年齢 | 出身地/所属 | 記録 | |
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男子 | 総合5位 男子5位 |
板垣辰矢 | 28歳 | 静岡県 なし |
2:19:24 |
女子 | 総合32位 女子5位 |
鈴木絵里 | 32歳 | 秋田県 能代山本陸協 |
2:48:39 |
日本人男子1位コメント「11月のいわい将門ハーフマラソン大会(茨城県)で優勝し、ホノルルマラソンにご招待をいただき、初めて参加しました。2週間前にウルトラマラソンに出場し、今回は観光のつもりできましたが、ツアーの方々から日本人トップになって!という声もあり達成できてよかったです。ハイウェイの折り返しや沿道の温かい声援のお陰で、つらいときも頑張れ、初めてのホノルルマラソンで5位入賞もでき、うれいしいです。」 |
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日本人女子1位コメント「ホノルルマラソンで日本人女子1位を目指して、1年間頑張ってきたので嬉しいです。今年の大会は田沢湖マラソンの副賞として、参加しました。普段は、働きながら仕事の後に一人で練習しています。市民ランナーなので、海外レースはそんなに出場しませんが、ホノルルマラソンは沿道の応援や、30km過ぎからの景色が素晴らしく、出場するのがとても楽しみな大会です。続けて日本人女子1位なので、来年も日本人女子1位を目指して頑張ります。」 |